電気ヒーターの選び方

電気ヒーターの選び方、比較、検討の仕方、特徴について基本を簡単にご説明します。

電気ヒーターについて

暖房器具は、部屋全体を暖めるタイプの製品と、人がいるところだけを局所的に暖めるタイプの製品とに大別されます。

電気ヒーターの場合は、体をピンポイントで暖めることを得意としている局所タイプ。

石油やガスなどを使うヒーターとは異なり、空気を汚さないクリーンな暖房器具と言えるでしょう。

以下に、電気ヒーターを選ぶ際にチェックすべき点をまとめてみましたので、参考になさってください。

※お部屋全体を暖める器具をお探しの場合は、石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなどの項目をご覧ください。

 チェックポイント1
電気ヒーターの特徴

電気ヒーターは、石油やガスを燃焼させて暖める暖房器具とは違い、排気(臭い)や面倒な燃料供給の必要がなく、クリーンで手軽な暖房器具です。

ただし、電源を必要としますので、当然ですが停電の時やコンセントのない場所での使用はできません。

石油やガスなどの燃料代がいらない分、電気代がかかってしまうことにも注意が必要です。

また電気ヒーターは、部屋全体を暖めるというより、人のいる場所だけをスポット的に暖めることに適しています。

小さなサイズの製品も多いので、人の近くへ手軽に移動させながら使用すると良いでしょう。

1人暮らしなど、狭いスペースで使う暖房器具をお探しの方や、ガス・石油ストーブを使用できない賃貸のお部屋にお住まいの方などにもおすすめですし、トイレやお風呂の脱衣場など、ピンポイントで暖めたい場所にも最適です。

 チェックポイント2
電気ヒーターのタイプを選ぼう

電気ヒーターには、暖める方法(発熱体)の違いにより、いくつかのタイプに分かれています。

ご自分の使用用途によって選ぶと良いでしょう。

●セラミックファンヒーター

放熱効果の高いセラミックの発熱体に、ファンで空気を送って暖め、温風を出す暖房器具です。

暖房機能だけではなく、加湿機能、除菌機能などが搭載された商品もあります。

電源を入れてすぐに暖かくなるのが特徴で、空気も汚れずクリーンな暖房器具ですが、温風の吹き出し口が低い位置にあるため、お部屋のホコリを舞い上げてしまうこともあります。

ハウスダストに弱い方などは注意が必要です。

ハロゲンヒーターやカーボンヒーターのように発熱体が外に剥き出しになっていないので、より安全性が高い暖房器具と言えます。

速暖性:早い

換気:不要

燃料:電気

給油:不要

ランニングコスト:約27円/時間(石油・ガスファンヒーター < 石油ストーブ < 電気ストーブ < オイルヒーター)

騒音:やや静か(ファンの音が発生)

●遠赤外線ヒーター(カーボンヒーター・ハロゲンヒーターなど)

発熱体の種類や形状が異なっているため、さまざまな名称がありますが、基本的には発熱体から出る赤外線を反射板などで前面に(ダブルフェイスのものもあります)放出する暖房器具のことを言います。

ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプから出る熱で対象物を暖めるものです。

ランプ状の発熱体を使用していて速暖性が高いことが特徴ですが、ランプ自体が高温になるのでホコリがたまったりすると発火の危険性があります。

定期的なお手入れが必要です。

カーボンヒーターは、カーボン発熱体を使用していて、ハロゲンヒーターよりも遠赤外線の効果が高いと言われており、発熱能力もカーボンヒーターの方が高くなっています。

いずれも、換気が不要のクリーンな暖房器具ですが、部屋全体を暖めることには向いていません。

セラミックファンヒーターほどではありませんが、電気代がかかってしまうことにも注意が必要でしょう。

速暖性:早い

換気:不要

燃料:電気

給油:不要

ランニングコスト:約19円/時間(石油・ガスファンヒーター < 石油ストーブ < 電気ストーブ < オイルヒーター)

騒音:静か

 チェックポイント3
注意点を確認しよう

電気ヒーターの購入を決める前に、注意するポイントを確認しておきましょう。

セラミックファンヒーターの場合、石油ファンヒーターなどと違い、排気や臭いの心配はありませんが、温風を吹き出すという製品の性質上、ホコリや乾燥に弱い方は注意する必要があります。

背面や側面にある吸気口にホコリがたまりやすいので、お手入れを忘れないようにしましょう。

遠赤外線で暖めるタイプのヒーターの場合は、遠赤外線が体内の水分を加熱するため、器具との距離が近すぎたり、長時間に渡って使用し続けたりすると、低温火傷を発生させる危険があります。

また、ハロゲンランプなどの発熱体にホコリがたまらないように、定期的な手入れが必要です。

 チェックポイント4
メーカーサイトをチェックしよう

遠赤外線ヒーターの機能にはそれほど差がありませんので、製品のデザインやサイズ、価格などで好みのものを選ぶと良いでしょう。

さらに、3年メーカー保証などの、長期保証が付いている製品なら安心できます。

セラミックファンヒーターは、メーカーによっては除菌や脱臭など、独自の機能が搭載されているモデルがあります。

使用用途に合わせて機能をチェックしましょう。

●パナソニック(Panasonic)

メーカーサイト:http://panasonic.co.jp/

日本を代表する電機メーカーおよび総合家電メーカーです。

空気中の水分から微粒子イオンを生み出す「ナノイー」技術で除菌・脱臭・美肌の効果をうたったセラミックファンヒーター等を販売しています。

  

●シャープ(SHARP)

メーカーサイト:http://www.sharp.co.jp/

プラズマ放電によって自然界に存在するのと同様のイオンを発生させる、プラズマクラスター関連商品が人気のシャープ。セラミックファンヒーターにもこの技術を搭載し、加湿機能をプラスしたモデルを発売しています。

 

●コロナ(CORONA)

メーカーサイト:http://www.corona.co.jp/

石油ストーブや石油ファンヒーターなどの暖房器具をメインに、エアコンや除湿器、加湿器などの空調関係の製品を製造販売しているメーカーです。また、給湯器や温水器などの住設機器にも定評があります。

  

●山善(YAMAZEN)

メーカーサイト:http://www.yamazen.co.jp/

工作機械・産業用機器や、一般建材・家庭用機器の専門商社で、YAMAZENブランドの家電製品を数多くラインナップしています。購入しやすい価格の商品が多く、人気があります。

 

●ダイキン工業(DAIKIN)

メーカーサイト:http://www.daikin.co.jp/

業務用の空調機器などの大手メーカーで、暖房器具では温水床暖房や遠赤ヒーター(セラムヒート)というシリーズを販売しています。セラムヒートは、3年のメーカー保証付きで安心です。

 

●デロンギ(De’Longhi)

メーカーサイト:http://www.delonghi.co.jp/

日本では、オイルヒーターで一躍有名になったデロンギは、イタリアの電気機器メーカー。エスプレッソマシーンやオーブンなども人気です。オイルヒーター以外の暖房器具としては、スタイリッシュなセラミックヒーターなども発売しています。

  

●小泉成器(KOIZUMI)

メーカーサイト:http://www.seiki.koizumi.co.jp/

KOIZUMIブランドで様々な家電商品を販売している電気機器メーカーです。暖房機器は、電気毛布やこたつ、遠赤ヒーター、カーボンヒーターなどがあります。特に、サクラクレパスとコラボしたカーボンヒーターは人気の高い商品です。

 

●ダイソン(Dyson)

メーカーサイト:http://www.dyson.co.jp/

サイクロン式掃除機で有名な電気機器メーカーです。掃除機同様、独自技術のエアマルチプライアーを搭載した、スタイリッシュなファンヒーターが人気となっています。
温風で柔らかく暖めるのが特徴で、臭いもなく安全な暖房器具です。電源を入れてからウォームアップに時間がかかることと、運転音がやや大きめであることに注意が必要です。