生理痛で様々な病気が分かる

近頃、生理痛の重い女性は大変多いと聞きます。特に働く女性ですと、生理痛で辛くても周りの理解を得られにくいのではないでしょうか。しかし、生理痛は持病と同じなのです。人によっては、激痛で救急車で運ばれる方までいますし、酷い人になると家事が一切できなくなってしまったり、仕事を辞めざるをえない最悪の状態にまで陥ってしまいます。

しかし、酷い生理痛を抱えながらも、これは女性なら仕方ないと諦めて、強い鎮痛剤を飲んで誤魔化しながら生活している人も大変多いのです。もう、生理痛は体質だから治らないと思い込んでしまっているなら、少しご自身の症状と向き合ってみる必要があるのではないでしょうか。

例えば、生理前に排便痛があったり、普段から性交痛がある場合、子宮内膜症、チョコレート嚢腫の可能性があります。全ての方がそうとは限りませんが、症状としてかなりの確率で挙げられます。この病気は歌手の宇多田ヒカルさんが人気絶頂期の時にされたのをご存知でしょうか?きっと人知れず悩んでいたのだと思います。しっかりと休養を取られていましたから、摘出手術をされたのだと思います。

子宮内膜症、チョコレート嚢腫は人によってできる場所が違いますので症状もまちまちです。子宮内膜症を患ってしまった場合、やはり不妊の原因になったりしますので、少しでも症状に思い当たりのある方は、病気のサインかもしれません。我慢せずに必ず産婦人科で検査してもらうことをお勧めします。

婦人科で診察を受ける際、医師から色々と聞かれるとは限りませんし、いくら医療が進んでいても、レントゲンや、エコー、組織検査を行えば全て分かる病気ばかりではありません。自ら症状を先に伝えておくことで、医師が隠れた病気を発見しやすくなると言うことを覚えておきましょう。特に婦人科系の病気の症状は、言いにくい内容のものが多い為、医師に正直に話せない人もいます。最近ではインターネットで事前に相談を受けられる病院もありますので、症状はできるだけ詳しく、全て話しておくのが早期発見に繋がると思います。

そして、生理痛が酷い方の中には、生理の径血が異常に多い方や、トイレが近い、お尻の奥が痛いと言う症状を訴える方もいます。これは子宮筋腫がある場合、多い症状なのです。ある女性は下腹が大きく突き出しており、病院で大人の握り拳以上の子宮筋腫が見つかったと言うケースもあるのです。子宮筋腫は妊娠の妨げになったりしますし、大きく成長すると膀胱を圧迫したり、何かしら体に不調をきたします。やはり早期発見で治療するのがよいでしょう。

生理痛と、切っても切り離せないのがPMSです。これは月経前症候群と言うもので、生理の2週間位前になると、体が火照る、頭痛、吐き気がする、食欲が増す、体が浮腫む、イライラするなど、書き出すとキリがないほどです。しかし、この中でとても稀な症状を訴える方もいます。例えば肺をキリで刺されたような鋭い痛みを感じると言うものです。

経験した方に言わせると、まるで細いナイフで肺を刺されたかのような、鋭い痛みだと言います。これは、月経随伴性気胸の疑いがあります。子宮内膜症の一種ですが、剥がれ落ちた子宮内膜が横隔膜や肺に飛んで、それが月経と共に剥がれ落ちた時、誤って肺の組織まで一緒に剥がれ落ちてしまいます。そして、肺に小さな穴が開くと、肺がしぼんで激痛が伴うのです。

気胸は元々、やせ形の男性しかかからないと言われていましたので、女性はピンとこないかもしれませんが、実は立派なPMSの症状であり、子宮内膜症の一種なのです。生理前の胸の痛みが全く違うものだと思って、気が付かずに悩んでいる方は、まず産婦人科で見てもらう事をお勧めします。

このように、生理痛には病気のサインが沢山隠れていますので、ご自身が生理痛ひどいと思うのであれば検診してみる事をお勧めします。